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TLシリーズ
YAGレーザー肉盛・溶接装置

TLシリーズ〈Pulse YAG Laser〉

TL-50/150/200
超精密・高品質、かつてない肉盛・溶接をレーザーが実現!
従来の溶接では不可能だった精密肉盛・溶接が可能
高性能・低価格を実現した日本製レーザー肉盛・溶接装置です

TLシリーズの特徴

高度なスキルは不要

誰でも短時間のトレーニングで精密肉盛溶接が可能です。

液晶タッチパネル搭載

液晶タッチパネル

見やすく操作しやすい「カラー液晶タッチパネル」を採用しています。

パルス状スポット照射

肉盛材料のみを瞬時に溶融、素材に合金化・堆積するため素材への熱入力が極めて低く、熱による悪影響(歪み、二番ヒケ等)のない高品質な肉盛・溶接が可能です。
肉盛材がワーク表面に合金化・拡散するため密着力が強く、剥離を起こしません。

ピンホールや巣などの欠陥発生を低減・抑制

アルゴンガスで肉盛部をシールドするため酸化を防ぎ、良質な肉盛が可能です。

肉盛量を最小限にコントロール

狭い溝や穴の底面・側面、内角の隅肉などへの肉盛も可能。仕上げ加工の時間と費用を大きく軽減できます。
またワークへの予熱・後熱が不要です。

様々な材質への肉盛・溶接が可能

ほとんどの鋼材、アルミ、チタン、銅合金、ステンレス、金などへの肉盛・溶接、異種金属間の肉盛・溶接が可能。
肉盛後のシボ加工、クロムメッキなどの表面処理もできます。

レーザー溶接とアルゴン溶接の比較

  • レーザー溶接

    レーザー溶接

    〈利点〉
    ・操作が簡単
    ・低熱入力(歪み、応力、二番ヒケがない)
    ・高品質な肉盛が可能(仕上げ時間、費用を軽減)
    ・狭い溝、穴の底面・側面・内角の隅肉への肉盛も可能
    ・予熱、後熱が不要

    〈弱点〉
    ・大量な肉盛処理が必要な場合には時間を要する
  • アルゴン溶接(TIG)

    アルゴン溶接(TIG)

    〈利点〉
    ・スピードが速い
    ・場作業が容易

    〈弱点〉
    ・熟練を要する
    ・熱入力が大きい(歪み・応力が発生)
    ・二番ヒケ(アンダーカット)が発生する
    ・余肉が多い(仕上げ時間・費用が大)
    ・狭い溝、穴底面・側面の肉盛が難しい

TLシリーズの主な用途

TLシリーズの主な用途
金型 プラスチック・ゴム・ダイカスト・プレス・ガラス金型などへの肉盛補修
機械部品 各種金属部品の摩耗部、キズ、ピンホール、加工ミスなどの肉盛補修
溶接不良 アルゴン(TIG)溶接などで発生した二番ヒケ、ピンホールの肉盛補修
精密部品 各種電子部品、センサー、コネクターなどの微細箇所の溶接
異種金属 異種金属間の肉盛・溶接
薄板金属 チタン・SUSなど各種材質の薄板金属への肉盛・溶接
医療分野 歯科技工、医療機器への肉盛・溶接
マーキング 金型・機械部品へのマーキングおよび刻印・文字消し肉盛補修
表面処理 溶射、メッキ、TD処理などの表面処理部の肉盛・補修

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