溶接時の加振で強度向上、歪み・クラックを防止
金属粒子が微細化し溶接強度が向上
歪み・クラックを予防
アルゴン・アーク・ガス・プラズマ等の溶接開始時から冷却時まで加振することによって、溶着金属の結晶粒子が微細化、溶接強度の向上、歪み・クラックを予防し疲労強度を改善します。
また溶接時の溶接電流および予熱後、熱の温度を下げることが可能です。
溶接時における加振効果
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金型を加振しながらTIG溶接
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溶接時における加振の効果
溶接時の加振による、歪み・クラック予防の事例
業種 | 部品名 | 重量(kg) | 材質 | 目的・効果 |
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補修溶接 | 鍛造機ラム | 5,000 | SC | ラムのクラックを補修溶接開始から冷却時まで処理し、予熱・後熱の温度を下げ、歪み・二番割れを予防 |
自動車製造 | 自動車外板プレス型 | 3,000 | FCD | 加工公差の向上、工数の低減 肉盛溶接時に処理し溶接後、稼動後の歪みの防止 |
タンク製造 | タンク架台 | 10,000 | SS | 溶接組立時に処理し精度の向上 |
産機製造 | 鋼板コラム | 7,000 | SS | 溶接時に処理し溶接性、精度の向上 |
建機修理 | バケット | 1,000 | Mn合金 | 接合および肉盛溶接時に処理して歪み、クラックの予防 |
造 船 | アルミボード船体 | − | アルミ | アルミ溶接時に処理して溶接性の向上、歪みの防止 |
この他にも多くの適用が考えられます、貴社の問題についてご相談ください。
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